不動産知識

親が施設に入った場合の持ち家はどうなる？

2023年04月29日

親が施設に入った場合、持ち家をどうすればよいかは、その家の所有状況によって異なります。以下に、主な所有状況別に持ち家をどうすればよいかを説明します。

親が所有している場合、施設に入った後もその家を所有し続けることができます。ただし、施設に入ることで生活費が必要になりますので、家の維持費を捻出できなくなる場合があります。その場合、家を売却することも検討する必要があります。

親が亡くなり、子が持ち家を相続している場合、所有者の判断で売却するかどうかを決めることができます。

両親が家を共有している場合、売却するためには共有者全員の同意を得なくてはなりません。

親の持ち家を手放す時には、以下のようなメリットがあります。

・施設費用や介護費用の捻出が可能になる
親が施設に入った場合、その施設の費用や介護費用がかかるため、家を手放すことで、これらの費用を捻出することができます。家を手放すことで得られる売却代金は、施設費用や介護費用に充てることができます。

・維持費の負担が軽減される
家を所有することで、維持費が必要になります。特に、空き家となる場合には、固定資産税や管理費用がかかるため、負担が大きくなります。家を手放すことで、このような維持費の負担が軽減されます。

・相続税の負担を軽減できる
親が亡くなった場合、持ち家を相続することになりますが、相続税がかかる場合があります。相続税の額は、相続財産の価格に応じて計算されるため、高価な持ち家を相続する場合には、相続税の負担が大きくなります。家を手放すことで、相続税の負担を軽減することができます。

以上のようなメリットがあるため、親の持ち家を手放すことが適切である場合があります。ただし、家族や専門家とよく話し合って、決定することをお勧めします。

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