不動産知識

免震住宅とは？耐震・制震との違いを解説！

2023年11月03日

日本は地震大国であり、いつ大きな地震が発生するかわかりません。そのため、地震に強い家を建てることは、私たちの命と財産を守るために非常に重要です。

地震に強い家を建てる方法には、大きく分けて「免震」「耐震」「制震」の3つがあります。今回は、その中でも「免震」について、耐震・制震との違いや建てる際の注意点などを解説します。

免震とは、建物と地盤の間に免震装置を設置し、地震の揺れを建物に伝わりにくくする構造です。免震装置は、揺れを吸収するダンパーや、建物を支えるゴム状のアイソレータなどによって構成されています。

免震住宅のメリットは、以下のとおりです。

・地震の揺れを大幅に低減できるため、建物の倒壊や家具の破損を防ぐことができる
・耐震住宅や制震住宅と比べて、地震による被害のリスクが低い
・免震装置が地震の力を吸収するため、建物の構造部分への負担が少ない

免震住宅は、地震に対する安全性が非常に高いというメリットがあります。しかし、その分コストが高く、定期的なメンテナンスが必要というデメリットもあります。

免震住宅を建てるかどうかは、コストやメンテナンスなどのデメリットを踏まえて、ご自身の予算やライフスタイルに合わせて判断する必要があります。

免震・耐震・制震の3つの構造は、地震の揺れにどう対処するかという点で、以下の違いがあります。

構造	地震の揺れにどう対処するか
免震	建物と地盤を切り離して、地震の揺れを建物に伝えにくくする
耐震	建物を強くして、地震の揺れに耐える
制震	建物に揺れを生じさせるダンパーなどを設置して、地震の揺れを制御する

免震住宅を建てる際には、以下の点に注意が必要です。

・免震装置のコストは、耐震住宅や制震住宅と比べて高額になる
・免震装置は定期的なメンテナンスが必要
・免震装置の故障や老朽化によって、地震に対する性能が低下する可能性がある

免震住宅は、地震の揺れを大幅に低減できるため、安全性の高い住宅です。しかし、コストが高く、定期的なメンテナンスが必要というデメリットもあります。

免震住宅を建てるかどうかは、メリットとデメリットをよく理解した上で、ご自身の予算やライフスタイルに合わせて判断しましょう。

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